つい先日より「新しい形」で再開した教室。今までの普通からしたらやや奇異な形。それでも描きたいと思ってくれていた方がいらっしゃる事に、こちらが救われる様な気持ちにさせて頂きました。文字通り有り難い思いです。
僕は外出そのものを自粛していたので、殊更にそんな想いも強かったかも知れません。現行のクラスは一旦、9月末をもって閉講となりますが、それまでの間、また教室の皆さんと共にモチーフと絵と自分との対話の時間を共有したいと思います。
一方、自分の制作については、基本的な制作そのものは変わらずも年始から続けているドローイングを振り返ると今年頭から半年の内の特に自粛以降からの変化を感じます。とはいえ、あくまで当社比です笑
年末の個展に向けて、遅い筆ですが一枚ずつ向き合い続けていきます。
画像はドローイングとそのモチーフです。このモチーフは僕が2007年の、ギャラリー元町での個展の時にギャラリーのオーナーさんが元町中華街を案内して下さった時にあるお店で見つけたバスの古いミニカー。これを見つけた時に幼少期、祖母の友人の息子さんが遊んだ古びたレスキュー車のミニカーをお下がりでもらって気に入って遊んでいた事を思い出しました。
このところ水性絵具をよく使う様になりました。下図に鉛筆だったりインクだったりを使います。
実際に筆を持つと画材というものは解っている様で解っていないものですが、ドローイングでは特にセオリーなど気にせずその時々で自分がしたい様に使っています。モチーフと対峙した時の自分の状況にもよりますし、そのイレギュラー感が最近は面白かったりします。そして遅筆なくせに描きたいものは沢山あります。