高島屋、一番星画廊でのそれぞれの個展は会期を無事に終えることができました。自分の在廊中も本当に沢山の方々に絵をご覧頂けました。誠にありがとうございました。

今年は両極端で印象的な年になりました。言うまでもなくコロナの影響と、三つの展覧会が重なる時期、おそらく自分の作家人生において重要だったと言える二つの個展があった事です(内、ドローイングの個展は来年2月も開催予定です)。その中から特に大きな気づきがありました。それは今、目の前にある物事に集中して取り組むことの大切さとその難しさでした。そして自身の展覧会まで、その途中で多くの人に支えられ、やっと漕ぎ着けたその場所でまた多くの人に救われたことを実感しました。時にはそうでない予期せぬことも起こりますが、それも含めて得難い実感として、至らぬながらも自然に受け止められる人間に成長していきたいと思う、そんな年になりました。

関わって下さる方々には勿論、お気に掛けて下さった方々にも弛みなく絵を続けてゆくことで報いたいと思います。今年もありがとうございました。来年もどうか宜しくお願い申し上げます。

来年が広く多くのよいことに恵まれます様に。