現在、ドローイングの個展『ある日 -trace of life-』の第2期目を一番星画廊にて展開中ですが、昨日、12月16日から油絵の個展、『石田淳一展 -見詰めるということ-』が日本橋高島屋にて始まりました。更に戸嶋靖昌記念館にて『青き沙漠へ』 – 新たなる出帆 – 展が開催中であり、それぞれ一時的に三つの展示が同時開催されています。
さて、一番星画廊、日本橋高島屋の美術画廊にはそれぞれ学生時代の思い出があります。それは、血気盛んな(?)在学中、その場所で今に繋がる絵画に対する思いや考え方、師や仲間との縁と出会いに繋がる不思議なきっかけがあり、その時には自分がそれぞれの場所で個展の機会を与えられる事は想像もしていませんでした。振り返ればあれから17年、40代を前にこの様な機会に恵まれた事、その時々に応援、サポートして下さる周囲に対して、本当に有り難い思いです。その恩に絵を描く事で報いたいと思っています。
毎回の事ではありますが、モチーフと絵、一つ一つの全てに思い出があり、それに対して向き合ってきました。会場に並ぶ自分の絵たちには静かに佇んでいて欲しいと願いますが、同時に絵の前にお立ち下さる方には語り語られることを願わずにはいられません。
自分も会場の空気を楽しんでいます。時勢を考えれば宣伝をする事に戸惑いはありますが、併せてご高覧頂けましたら幸いです。